ソーシャルペインとその治療法と、大人になってからの謝り方

おはようございます。フィットネスフィジオアソシエーション代表の佐藤でございます。

ハテナブログに移り、2記事目ではやくもつまらないボヤキですが皆さんの今後の人生の参考になればと思って書きます。

 

 

つい最近、うちで使っていた講師がやめました。

ただ、辞めるだけならいいんですがウチの受講生さんを、自分が活動している余所のスタジオに来るように誘導していたんです。要は御法度の引き抜きをしようとしたわけですね。

それが受講生さんから俺の耳に入ってきたので問いただそうと思ったのですが正直苦手な人だったのでフェイスブックで『不義理な事はやめなさい』とつぶやいたら自分の事だとわかって連絡してきやがりました。

 

そこで『すみませんでした』のショートメールが一応来ました。

なので私は一応、大人の対応で『無かったことにします』と言ったのですが・・

周りから『佐藤さんは優しすぎます!そんな奴おかしくないですか!!』と怒られてしまいました^^;

今思うと確かにそうだったのかもしれません。

その使ってたインストラクターが最後のレッスンの日、私と目を合わせたときに何も挨拶も謝罪もありませんでした・・・。

 

まあ、もともと不義理者に紹介された人物だったので同じ穴のムジナだったんだろうと諦めてその場を過ごしました。

 

そしたらなんと、夜中の23時半にもう寝ている最中に電話をかけてきやがったのです。

社会的常識というものがないんでしょうか?たぶん自分がスッキリしたくて電話してきたのでしょう。

 

もう呆れて物も言いたくなかったので、『まあ色々あるだろうけどがんばってね』とだけ言って電話を切りました。

 

おかげでその後、イライラして寝れませんでしたよ^^;さすがに温厚な私も怒りますわ。

 

 

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大人になってからの謝罪ってさ、子供みたいに『ごめんなさい』だけいえば済むと思っていたら大間違いなんだよ。
 
誠意を示すか慰謝料ってものがあるように社会的に慰める手段を使わないと本当にやられた側の傷が癒えることはない。

 

俺らに身近な例を出すと、交通事故に遭ってムチウチになった患者なんかがそうだ。

こういった患者で嘘をつかなければならない立場にいる人間が

整形外科に通っている間に良くなることは、ほぼない。

 

自分が担当して、ROMや筋力、圧痛、感覚・・・その他俺らが評価できる数値は全て改善しているのに『まだ痛い』と言う。

自転車に乗っていてぶつけられた患者を昔担当したことがあったが・・・

『恐くてトラウマになっちゃって自転車なんてもう乗れない』

『どこもかしこも痛い』

『頸が全く回せない』

 

なんていっていた人間が

 

一歩外に出ればチリンチリーンと音を鳴らして自転車に乗り、左右や後方を振り返って確認している。

 

充分な保障がされて、嘘のように痛みが取れたりする。これは自身でも経験しているが、まさしくソーシャルペインというものなんではないだろうか。

俺の話で言ったら、俺の受けた社会的痛みが消えるまで、こうやっていつまでブログに書かれたりするわけです。

 

痛みの臨床は本当に難しい。

筋骨格だ、内臓だ、中枢だ、トリガーポイントだ筋膜だの、そんな事をいくら調べていったって何もできない時もあるんだよ。

この場合、どうやったら痛みは取れるのか?俺が遭った人災の場合は菓子折りぐらいでなんとかなるのかもしれない。(本当は誓約書を書かせたいくらい)

事故に遭った人は十分に金銭的な保障を受けたり心のケアを受けたりするのが必要なんだろう。

 

心の問題を治療として扱うにはとても大変だ。実際そういう事を気軽にやっている治療家がいるが、少なくとも臨床心理士持っているくらいにならないとダメだろうなあ。